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フェアプレーを考える。

仕事が急に忙しくなったわけでもないのですが、腰痛が悪化しPCの前にいる時間が少なくなりました。そんなことで掲載が随分遅れてしまいまった最大の理由である腰痛のことはまたおいおいということにし、ちょっとフェアプレーのことを。

先月の台風で国立河川敷のグランドが流されました。その影響でホームのK立スリーエスさんは暫くの間ご苦労があるようで、さんざんお世話になった私たち若葉F.C.としては何とかお手伝いできればと思い、練習試合や、合同練習をお誘いしました。先日はコーチ同士の試合をしたり、W葉小学校でガールズの合同活動で交流させて頂きました。クラブの力、選手層、歴史、伝統、すべてで敵わないのですが、運営方法はすごく似ており、我々の目標でもあります。10/7(日)には創設30周年の祝賀会にお招き頂き、心のこもったおもてなしに感激しました。心よりお祝いと、感謝の気持ちを込め、深く頭を下げたい思いです。

さわやか杯15ブロック予選が終わり、一年ぶりに陸上競技場で決勝リーグ全試合を見学しました。今年はSいわいさんが優勝し、昨年のH衣さん、一昨年の若葉、その前のVィゴーレさんに続いて4年連続T川市が制しました。その前はK立、A島勢が強くT川市はなかなか勝ちきれなかったようですが、ここのところ常連となってまいりました。さて、このさわやか杯全試合の中でイエローカードが何枚か出ていました。年々技術が向上される少年サッカー界ですが、審判員のレベルも上がり、『警告に値するものをしっかり警告する』ということも当たり前になったことも理由の一つでしょう。恥ずかしながら我々も一枚頂いてしまいました。ベンチの指導者が規程以上の4名座ったことに対する『警告』です。競技規則では警告(イエローカード)は選手もしくはベンチの選手にしか出されず、監督、コーチ、マネージャー等に対しては『指導』され、必要に応じて『退席』(退場)させるのですが、事前に再三再四本部から指導があったにもかかわらず、4名着席したことへの主審判断としてカードを出されました。この判断はルール外のジャッジとはいえ、適切なジャッジだったと思います。私もクラブの代表としてまた、少年サッカーに携わっている大人として反省を致しました。今後は各試合で学年監督がベンチに着席する指導者の指名をし、最大3名の役割分担をしっかり行うことを再確認いたしました。

最近はイエロー、レッドとは別にフェアプレーに対してグリーンカードという物が出されるそうです。私は過去にそのシーンに遭遇したことがないのですが、『相手選手が怪我で倒れた時にボールを外に出す』というような行為に出るそうです。必要以上のさわやかな笑顔では出ないそうです。(それなら出来るかも!)若葉F.C.でもそんなフェアプレーを積極的に指導していきたいですね。

フェアプレーとは何でしょうか?甲子園の高校野球開会式で坊主頭の少年がガナリまくる『選手宣誓』のなかに、『スポーツマンシップに則り、正々堂々と・・・』というくだりがありますが、これも『フェアプレー』と同じように曖昧な言葉です。『正々堂々と・・』と言っている本人が相手を欺くスクイズバントをして良いのでしょうか?・・・と尋ねれば、ほとんどの大人は「スクイズバントはルールに則っているので問題ない」と答えるでしょう。では、『正々堂々と直球勝負!』と思って待つバッターに対し、スライダーを投げて空振りさせてやろうとする投球は良いのでしょうか?内野フライを取る振りして、わざと落球しダブルプレーにするプレーはどうでしょうか?サッカーで言えば、フェイントをして相手を慌てさせドリブルで抜くこと、相手の脚にわざとボールをぶつけ、外へ出しマイボールとすることはどうでしょうか?ここまでは私の感覚だと、フェアプレーとか、スポーツマンシップ以前の問題としてスポーツの楽しさの中にある駆け引きであり、問題ないものと感じます。

ではもう少しきわどいところで、本来こちらが悪いのに、レフリーが誤審で相手のファウルを取り、レフリーに対し相手選手が抗議している時、こちらとしてはレフリーの誤審に気が付いているにもかかわらず、後ろを向いてニヤニヤすることはどうでしょうか?こんなことは当たり前ですか?それともスポーツマンとは言えませんか?このあたりから考え方に差が出てきます。

更にもう一歩危ないゾーンとして、Aチーム選手の言い分、「残り時間が少なく0-1で負けており、ここで点を決められては決定的な失点となる為、イエローカード覚悟のスライディングで得点を阻止した。」・・・これはフェアプレーでしょうか?イエローカードを受けることを覚悟していると言うことは、それなりに良くないプレーという自覚はあるのですが、一方ではサッカーの競技規則に則り、イエローカードを受ける可能性があるリスクを負ってでも勝負に行くというスガスガしさも評価できるような感じもします。

その上の段階として、特攻隊の投入です。相手チームのエース選手に対し、こちらは「特攻隊」(相手のエース選手に怪我をさせて交替させることだけを目的とした選手)の起用、相手選手のスパイクを盗む・・・これらは論外です。

フェアプレー、スポーツマンシップには感覚的な要素が大きく、極端な人は「フェイントも駄目だ」といい、もう一方の極端な人は「レッドカードだってルールに則り罰則を受けるのだから巧く利用せよ!」といい、その考え方に大きな差があることです。何がフェアプレーかという定義はどこにも書いておらず、何がスポーツマンシップに反するかも書いていません。私がちょっと言いたかったのは簡単にに「フェアプレー」とか「スポーツマンシップ」と言っても、その内容は相手の心に響いていないと言うことです。(政治家の皆さん、ここまで考えて、開会式は挨拶しましょう!)

大切なことは自分や、自チームだけでなく、色々な人のお陰でサッカーができていることを思い出し、相手選手や審判、監督、コーチ、グランドを提供してくれた人、大会を運営してくれている人、車に乗せてきてくれた人、お母さんお父さんに感謝しましょう!といったほうがまだ理解されるのではないでしょうか?

さぁ、住信予選です。5年生の力が試される時、日頃から鍛えぬいた本当のフェアプレーで、決勝トーナメント進出を期待します。低学年の皆さんも5年生チームを応援しましょう!

2007/10/15 obika 71.7

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