オスカー眞境名
今週末は山梨県の上野原町で若葉F.C.(4年生以上)の合宿です。ここ2年はブロックの代表者会議やら市内小学生の部の役員会で初日の夜には立川に戻って来ていたのですが、今年は久しぶりにフル参加できそうです。渋滞が予想される中央高速を早朝に乗り、たっぷり子供たちと汗を流してこようと楽しみにしています。巷では遠征の行き帰りに事故が起きたり、熱中症によるダウンもよく耳にしますが、無事に帰ってこられるよう万全の準備で行って来ようと気を引き締めなければならないところが普通の旅行や、息子の応援ツアーとは違うところです。
この合宿は特別なカラクリがあり、妙に安価で行けるのですが、内容は充実しています。役員、コーチが色々な手作りの企画で楽しく、厳しい思い出が作れるようです。日頃の練習とは違い、仲間と寝食をともにする経験は夏休みの良い思い出にもなり、この思い出を卒業時の作文に書く子が多いのは、やはり強い印象が残るのでしょう。
さて、先週の日曜日はHONDA CUP(フットサル)全国大会の応援に和光市の総合体育館まで行ってきました。息子の所属しているCENTENARIO FCが都大会を2位、関東大会を2位で通過し全国大会に出場したのです。順調に勝ち上がり、決勝では関東大会で負けた埼玉県のRクFCが相手です。S藤監督、オスカーコーチ、Eルソンコーチという豪華スタッフの熱い指導のおかげで見事に全国大会優勝を果たしました。会場では「何でここにオスカーがいるの?」という声をあちこちで聞きましたが、それもそのはずオスカー氏はFリーグ王者名古屋オーシャンズの初代監督であり、将来の日本代表監督候補と言われている名将です。S藤監督との関係でこのCENTENARIOを指導されており、よく立川に指導に来てくれています。さすがにブラジル人(日系)だけあり勝利への執着心はものすごいのですが、試合が終わると優しいおじさんになり、子供たちと戯れ、雑誌の取材などにも親切に対応しています。
歴史的には若葉の選手も、このCENTENARIO(以前のチーム名はBANFF TOKYO、FORCA VERDE)にかけもちで参加しており、現在も3、4年生で数名お世話になっています。若葉でサッカーを、CENTENARIOでフットサルをやっており、足元は確実にうまくなっています。前々からサッカーにおけるフットサルの重要性(というより短期間で効率的なサッカー指導)は感じているのですが、それを証明するデータがあります。
最近の小学生で少しサッカーが上手だとジュニアユースのクラブチームを目指す選手が多くいます。VERDYジュニアユースや、FC東京ジュニアユースなどに憧れ、多くの選手がセレクションにチャレンジするのですが、その最高峰がJFAアカデミーでしょう。JFAアカデミーは「サッカーのエリート教育」をする為に、福島県のJビレッジで中学3年間を過ごし、サッカーや勉強をするのです。わが愚息もその第1回募集にチャレンジし落選致しました。全国のトップ選手が学年でわずか15枠(くらい)を目指しセレクションを受けるのですが、全国で15人ですから東京からは0~1人ということになります。現在は3期生まで揃い、男子で40名弱のエリート選手が福島で生活しながら、日本のトップ指導者から教育を受けているのですが、私が知っている限り東京都からこのアカデミーに合格した選手は3年間で2~3名だと聞いています。(個人情報があまり漏れず、情報が不確かです。)そのうち、2名が何とオスカー氏の教え子なのです。八王子市のフットサルクラブで氏が教えた子供が多摩市、武蔵野市のサッカークラブにも入っていたのです。その技術の高さから何百倍もの競争率を勝ち抜きエリート教育を受けているのです。JFA(日本サッカー協会)の上級指導者の方々は選手の体格や、一時的なスピード、パワーよりも、その選手の持っている『才能』『クリエイティブな能力』『テクニック』を見ているのでしょう。そんな裏付け(データ)もあり、ますますフットサル人気が高まるばかりです。
見ていて本当に楽しいフットサルですが、サッカーと同じく、これもまた食っていくには厳しい世界です。子供たちにサッカーやフットサルの一流選手になることを望まず、それらを通して『考える力』『思いやる心』なんかを形成出来れば良いと思い、その普及に暫くは応援していこうと思います。選手諸君!体力、シュート力も大切ですが、テクニックも大切です。足元に磨きをかけ、どこへ行っても通用するクリエイティブな選手になろう!
2008/8/14 obika 71.9
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