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2008年10月22日 (水)

高円宮杯と中学受験

若葉F.C.では5年生が住信杯で軽く敗退し、ちょっと寂しい2次トーナメントの最中です。本部に座り数試合を見ていましたが、Mさしのスフィーダさんに素晴らしい選手がいました。両足のイン、アウトを自在に使い強く蹴るところ、抑えるところ、転がすところ、浮かすところの判断が良く、個人技がチームに大きく影響しており順調に勝ち上がったのですが、帰ってから結果を見るとそのスフィーダさんもT摩川jrさんに敗退しており、全体のレベルの高さを感じます。若葉の今回の敗退は大敗です。5年生の人数が少なかったり、練習が不足していたり、いろんな事情はありますが、勝ちにいった公式戦での敗退はやはり悔しさが残るものです。個の能力向上から始め、何とか来春にはいい思いをさせてやりたいと思うのであります。

今週末は残りの二次トーナメントと決勝リーグです。若葉からはW部コーチ、O田コーチと私が審判委員として手伝って参ります。すでに立川市のクラブは消え、(協会未加盟のViダさんは残ってます。)ここ数年では記憶にない寂しいトーナメントです。

さて、先週は息子(次男・中3)にとって中学年代最後の公式戦高円宮杯があり、東京都第二ブロック予選を優勝で飾り、関東大会出場を決めました。ほとんどの中学生が受験勉強に必死になっているところ、うちの子は益々サッカー練習に必死になってきたのであります。高円宮杯U-15について少々説明しましょう。この大会は中学年代にとって最大の全国大会であり、決勝は国立競技場で12/30に開催されます。昨年はガンバ大阪jyが全国制覇しました。その全国大会に参加する為の関東予選に進出できるのは東京から4クラブで、今回そのひとつに入りました。息子の所属するY河武蔵野は直前のTリーグで東京2位、クラブユース選手権でも関東大会で上位に食い込んでおり、昨今の勢いからすればここまでは順当といえるのですが、個人的には不調のようで度々ベンチスタートを余儀なくされています。試合開始時にベンチにいる息子を見ていると何となく辛くなるのですが、本人に言わせれば「まったく問題ない!コーチのやり方に納得できる。」というのです。昨年の同大会はひと学年上のメンバーに唯一2年生として入れて頂き、3年生の先輩を押しのけスタメンで起用されていましたが、自分の学年で最後の大会でのベンチスタートは屈辱的ではなかろうかと思う親父なのです。途中から出場すればそれなりにいつもの通りの動きで楽しませてくれてます。怪我の無きよう上位進出を期待したいものです。

それにしてもY河武蔵野にとっての高円宮杯東京予選が始まったのは10月に入ってからです。8月中には東京都内のほとんどのクラブチーム、中学校が敗退し引退し、受験体制に入っているのに、シードクラブは始まること自体が10月です。これから順調に関東大会を勝ち進み、全国大会でも最後まで残るようなことがあれば、年末まで受験体制に入れないということになるのでしょう。最もお正月に行われる全国高校サッカー選手権大会は1月に開催され、昨年東京代表で出場した三鷹高校はほとんどの選手が浪人しているそうです。ようは、なかなか両立は難しいということかも知れません。

受験といえば例年感じることですが、6年生の受験率が年々増加し、私立中学への進学者が増えてきました。以前にも個人的な意見を述べたのですが、私は公立中学校を勧めています。人の考え方によって意見の分かれるところではあるのですが、公立中学校へ行かないデメリットが私立中学校に行くメリットを上回ると思うのです。もちろん私立中学校受験を直前に控えている人にケチをつけているわけではありませんので悪しからず。いずれにしても思春期前の小さい頃に詰め込んで勉強することはどちらかというと良いようには思います。受験する子もしない子も大切な季節です。勉強もしっかりやりましょう。

ついでにノリの話しを少々。ノリとは若葉F.C.出身で現在R教新座中学サッカー部で活躍する選手です。小さい頃から聴覚に軽い障害を持ちながら、一般の教育を受け南砂小学校で勉強し、若葉F.C.ではセンターバックのプレーヤーとしてチームを牽引しました。ハンデキャップを跳ねのけ、誰よりもキチンと挨拶ができ、誰よりも努力し15ブロックのトレセンでも活躍しました。何故この選手はチームの誰もが認め、尊敬されたのでしょうか。それは練習でも、学校でもいつも先生やコーチ、仲間の顔、目を見て相手の話しを理解しようと必死だったのです。耳に傷害があったから、その分を目で勝負したのです。失礼ながら決してセンスあふれるプレーヤーであったわけではなく、努力を重ねたのです。そんなノリが私立中学に合格した時は心配で『やっていけるかな?』と思っていましたが、やはり目の力で戦ったのでしょう。勉強もサッカーも立派にやっているようです。

私たち親というものは子供の幸せを思い、あらゆる手段を講じるものです。時には高いお金を払い塾や習い事に行かせたり、おしゃれな洋服を与えたり、喜ぶ顔が見たくてゲームを与えます。風邪をひいてはいけないと思い車で送迎したり、着替えを持たせます。最近ではモンスターペアレントなる言葉があるようですが、我が子の為には学校や、友達の家に文句を言う親も多いようです。何が良くて何が悪いかはさておき、大切なことは「本人が自分の意志で戦える能力を磨くこと」だと思います。先ほどのノリは完全にそれが備わっており、人の子供ながら自慢の「近所の子」です。言ってみれば『どこに出しても恥ずかしくない子』であり、将来も心配ないように思います。そんな子は私立中学へ行っても何ら心配は要りません。何故ならば、すでに小さい頃から戦える能力が身についていたからです。お母様は謙遜されていますが、何か子育てに特別なワザがあったのかも知れません。

そんなことで、学力と同時に『自分の意志で戦える力』を鍛えておくと、来るべく思春期にまっすぐ伸びるか、曲がって行くかの大きな違いがあるように思います。いかに多くの苦労を与えられるかが、私たち親に与えられた唯一であり最大の子育て術なのかもしれません。

2008/10/22 obika71.4

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