10点差の是非
先週の日曜日は息子(二男)のフットサル(東京都ユースU-15)を観戦しましたが、あえなく一次リーグで敗退しました。前回お話ししたようにサッカーではY河武蔵野に所属していながら、地元のフットサルクラブCENTENARIOから出場し、Y河武蔵野を相手にしたのです。第一試合のForza02戦は久々にM蔵大和UTD出身のO川君のプレーを拝め、流石にそのテクニック、安定性は目を見張るものがあります。若葉F.C.出身の息子は小学生低学年からよく対戦したO川君(当時H大和少年団→M蔵大和YTDへ移籍)を強烈に意識し、中学では別のクラブに所属しながらも何度か対戦し気になる存在のようでした。O川君は中学卒業後千葉県の超強豪高校へ特待生として進学する噂を聞いてますが、真実は定かではありません。そのForza02に2-4で負け、Fットボウズに辛勝するも、最後のY河戦では1-2と惜しくも敗退しました。結果、3勝0敗のY河が決勝Tへ進出しました。やはりY河の足元は素晴らしかった。優勝間違いなしだと感じました。息子の出られないY河を応援しに来週も行こうかと思ってます。
さて、そのCENTENARIOですが、この大会優勝を目指し力を入れていたOスカーコーチが突然Fリーグステラミーゴ花巻から監督の要請があり、岩手へ行ってしまいました。この世界でOスカー氏は野球でいう長嶋茂雄のような存在なわけですが、ジャイアンツ(名古屋オーシャンズ)の監督を解任され、楽天(ステラミーゴ花巻)と契約したような感じです。いずれにしてもCENTENARIOのコーチでもあり、Fリーグの合間に立川にも来てくれるそうです。若葉の子供たちも少なからずお世話になりました。OスカーさんをTVやスタンドで応援しましょう。
話は変わりまして土曜日のT川市小学生クラブ交流大会決勝Tに若葉F.C.5年生チームは進出し、その1回戦で0-10というスコアで大敗したのです。この学年は人数が揃わず、苦戦が続いていましたが、Y田ヘッドコーチをはじめ、各コーチの地道なコーチングが実を結び、徐々にではありますが力を付けてきました。自分のお子さんは他学年で活躍しているのに見に行く時間も惜しみ5年生チームの面倒を見て頂き、その指導ぶりには本当に頭の下がる思いであります。選手も頑張り、今回も予選を2位通過し決勝Tへの進出でした。しかし、スコアは0-10です。少年サッカーをやっていると度々経験するのがこの0-10というスコアです。もちろん10-0もありますが、ハイレベルな戦いではまずあり得ないスコアでもあります。
私の尊敬する指導者の一人MさしのSCのT田会長から教えて頂いた言葉に「10点差はサッカーではない」という格言(?)があります。この言葉だけを聞くと冷たい感じがしますが、そうではありません。彼の経験から感じるもっと奥深いものがあることに気が付きます。それは①10点差がつくということは練習に問題が無いか考えよう。②10点差がつくということは募集の仕方に問題が無いか考えよう。③対戦相手に失礼にならないか考えよう。④出場自体を考えよう。⑤これを機に猛練習するべきだ。⑥大会主催者の気持ちを考えよう。・・・等々いろいろあります。
0-10で敗戦した後、私たち指導者の端くれとして、よく言うことばに「選手はよく頑張った!悔しいけど次は頑張ろう!」と。それでいいと思っていたし、唯一の慰めの言葉がそれだったのです。
しかし、冷静に考えるとそれだけではいけないのですね。少年サッカーは選手と指導者だけで成り立っているわけではありません。相手チーム、審判員、主催者、父兄をはじめ多くの人や歴史によって支えられてます。「10点差はサッカーではない」の言葉には大変奥深い愛情のこもった言葉だということがわかるのです。何となく厳しい言葉のようだけれども、「何でもあり」ではないこと、スポーツであること、勝ち負けを決める試合であること、選手個人の能力には差があること、指導者個人の能力には差があること等を充分受けいれ、かつ楽しく集うことが大切だと思います。
そんな意味で昨今の東京都少年サッカー大会の4年生大会では「全員出場」とか、「公平に皆がボールに触れることが大切」のようなことを言っているそうですが、それであれば勝ち負けを付けず、フレンドリー大会にするべきだと感じます。表彰も不要ですよね。もし表彰するなら、やはり勝ち負けを気にするべき大会なのではないでしょうか?
逆に立川市サッカー協会では本年度より5年生のリーグ戦を「ダイアモンドリーグ」と名付け、原石を磨く研修の為に行うように位置づけています。選手が6年生になった時にはいずれにしても戦わなければならず、ここまでは市内で研修しようというものです。これは選手だけでなく、指導者や審判、運営本部の研修も兼ねていますので、練習試合のように何かを省略するわけではなく、きちんと行うものです。対戦表はホームページに残りますが、優勝したからといってトロフィもなく、何かの大会に優先出場権があるものでもありません。この試みがうまくいけば近隣地区にも広がり、将来的には東京都全体にも広がることを期待します。
10点差付けられぬよう、練習また練習です。しかし10位点差が付いてしまっても若葉F.C.は一生懸命やり直します。見捨てず応援してください。
2009/1/20 obika 72.2
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